海のトワイライトゾーンに生息する、美しいグラデーションカラーの魚、実は新種だった。
image credit:Yi-Kai Tea / California Academy of Sciences
モルディブやスリランカ沖に生息する薔薇のように美しいグラデーションカラーの魚は、実は新種であることが明らかになったそうだ。
研究者たちはこれまで、この魚をイトヒキベラ属の「レッドベルベット・フェアリーラス(Cirrhilabrus rubrisquamis)」と混同していたという。
新種のイトヒキベラ属は、水深50~150メートルの「海のトワイライトゾーン」と呼ばれる、海面から差し込む光がわずかしか届かない瓦礫(がれき)だらけのサンゴ礁に潜んでおり、サンゴ礁の生態系には、未知なる生物多様性がまだ残されていることを物語っている。