近畿大学がチョウザメのメス化に成功。大豆イソフラボンの飼料で安全で効率的なキャビア生産が可能に
ユーラシア大陸に生息するチョウザメ(コチョウザメ)の卵は、高級食材のキャビアとなる。卵はメスが産卵する為、メスが増えればキャビアも増える。
近畿大学水産研究所の研究チームは、安全で効率的なキャビアの生産を目指し、人工孵化させたコチョウザメに、大豆イソフラボンを含んだ飼料を一定量経口投与したところ、全てのオスをメス化させ、卵巣を持たせることに成功したそうだ。
大豆イソフラボンの一種、「ゲニステイン」は、女性ホルモンと呼ばれる「エストロゲン」と類似した働きをすることで知られている。