強いストレスを受けると脳に動的変化が起きることが判明
強い精神的ストレスは、急性ストレス障害(ASD)を引き起こすことがある。その症状は、怖い体験がフラッシュバックしたり、不安や緊張が続き、めまいや頭痛、睡眠不足などがある。
今回の研究は、急性ストレスを感じる状況で脳がどのように変化するのか、その一部始終を観察した初のものだ。
それによると、脳の異なる領域間のコミュニケーションに変化が生じるだけでなく、動的変化も確認されたという。
すなわち、急性ストレスを受けている間、脳内では異なるネットワークが異なる振る舞いをするようになるのだ。
このことは、人がネガティブな気分にいかに弱く、それが精神を病むリスクをどれほど引き上げるのか示唆しているという。