アメリカのハクトウワシに鉛中毒が相次ぐ。猟銃の鉛弾が原因
冬の狩猟シーズンにはおなじみの光景がある。ハンターたちがヘラジカやシカを銃で撃ち、ワシたちがその残骸を食べる。
ところが、こうした残骸を掃除する行為が、ワシたちにとって致命的な結果をもたらしているのだ。
2010年から2018年にかけての調査で、全米でもっとも一般的なワシの仲間、ハクトウワシとイヌワシが高い確率で鉛中毒に冒されていることがわかった。
つまり、彼らがハンターに撃たれたシカの死骸を食べ、鉛を含む銃弾も一緒に飲み込んでしまったことを示している。