古代エジプトのミイラ作りの材料が大量に発見される
古代エジプトで行われていた防腐処理、ミイラ化のための材料や遺物が、カイロ近郊サッカラ北部のアブシール墓地で発見された。かなり大きな埋葬用竪穴群の中に大量に納められていたという。
アブシール墓地は、エジプトの古王国時代にさかのぼる巨大な共同墓地で、同じエリアにはピラミッド、神殿、マスタバ(古代エジプトのレンガ造りの墳墓)もある。
今回の発見があったのは、アブシール・ウェストと言われる、第26王朝時代(紀元前664~525年)にさかのぼる比較的新しいエリアで、チェコのエジプト学研究所が発見した。