イギリスが古代ローマ帝国に支配していた時代の木彫りの像が排水溝から発見される
考古学者が極めて珍しい木彫りの小立像を発掘した。古代ローマ帝国がブリテン島を支配していたローマンブリテン時代初期のものと思われ、鉄道建設計画に先立つ発掘調査で、ロンドン北部の排水溝の中から発見された。
像の状態はかなり悪いが、どうやらローマスタイルのチュニックを着た男性を表わしているようだ。
溝の中からは陶器のかけらも見つかっていて、これも、クラウディウス帝がイギリスの大部分を支配していた時代の紀元43年から70年の間にさかのぼるものであることがわかった。
ちなみにユリウス・カエサルは、紀元前54年と55年にイギリスに侵攻したが、永久支配できていない。