新種の巨大魚竜の化石を発見。全長18メートルで地球最古の巨大生物の可能性
image credit:the Natural History Museum of Los Angeles County (NHM)
アメリカ、ネバダ州のオーガスタ山脈で、これまでに知られていない巨大な魚竜の化石の一部が発見された。魚竜とは絶滅した海棲爬虫類のことだ。
三畳紀中期(2億4720万年~2億3700万年前)に登場したその魚竜は、我々が知るかぎり、地球最古の巨大生物で、頭骨だけでも1.89メートル、推測される体長は17.7メートル、体重は約44.7トンだ。
魚竜が巨大化した理由を知ることは、現生の動物でもっとも大きいクジラが巨大化した謎を解明するヒントにもなるそうだ。
この研究は、『Science』に掲載された2本の論文(2021年12月23日付、24日付)で発表された。