記憶している最中に予期せぬサプライズに遭遇すると、偽の記憶が形成される
予想外のサプライズはうれしいこともあるが、何かを記憶している最中だと、厄介な代物となるかもしれない。
何かを覚えようとしているとき、あっと驚くサプライズがあると、脳は記憶を編集しやすいように「更新モード」に切り替える。だから簡単にウソの記憶がでっち上げられてしまうという。
だが悪いことだけではない。この記憶のサプライズ効果は、警察の取り調べや裁判などにおいては深刻な問題となる恐れがあるが、うまく使えば勉強にも役立つという。
この研究は、『PNAS』(21年12月21日付)に掲載された。